飯田グループの一建設は、今年1月下旬に香川県での分譲戸建て住宅の累計供給棟数500棟を超えた。同社は15年7月に香川県へ進出以来、年間約90棟の分譲戸建て住宅を供給してきた。同県の戸建て分譲地は、10区画未満の区画を他社と分け合い事業を進めるケースが多いことから、自社開発物件を全体の3割超としつつ、街づくりを意識したコンパクト開発にも取り組んでいる。
大西徹也執行役員は「四国の玄関口である香川県は、 国の出先機関や大手企業の支店が置かれ、四国地方の政治・経済の中枢を担うことから、今後も住宅需要を獲得できるエリア」との見方を示す。
23年度は県内で高いニーズの高い平屋建ての分譲戸建て住宅の供給開始を計画すると共に、22年度に供給を開始した三豊市や観音寺市での供給を増やすほか、愛媛県との県境までエリアを拡大するなど、シェアの拡大目指す方針だ。