SkyDrive(愛知県豊田市)は、「空飛ぶクルマ」の同社開発の商用機「SD-05」の個人向け予約販売を開始した。第1号機は、本多技研工業子会社ホンダエアクラフトカンパニー製ビジネスジェット機「ホンダジェット」の日本1号オーナーでもある、千葉攻太郎氏が申し込んだ。
同社では既に、企業向けで予約販売を開始しており、2022年11月にはベトナムのディベロッパーのパシフィックグループが最大100機(10機の確定、90機のオプション)の事前予約で合意している。
「SD-05」機は、「電動」と「垂直離着陸」の特徴を持つコンパクト仕様で、2人乗り(乗客1人、パイロット1人)で飛行する。パイロットが操縦し、コンピューター制御の支援を受けて飛行を安定させられる。最大航続距離は10キロメートル、最高巡行速度は毎時100キロメートルで設計している。
また、2025年に開催される「大阪・関西万博」で実際の飛行を実現させる計画となっている。