サンケイビルとJA三井リース建物は7月、物流施設「SANKEILOGI(サンケイロジ)府中」(東京都府中市)の開発に着手した。同施設はサンケイビルが手掛ける「SANKEILOGI」シリーズの第4弾の物件。地上4階建て、延べ床面積3万9617平方メートルのマルチテナント型の物流施設で、24年9月の竣工を目指している。
同施設の立地は府中市武蔵野台、中央自動車道国立府中ICから約3・6キロにあり近郊の人口集積地にとどまらず都心を含めた広域配送にも対応できる。JR武蔵野線北府中駅から徒歩約10分の距離で、従業員の確保にも配慮した。
2層に繋がるスロープを整備することで効率の高い運営を実現。最上階にはテラスを併設したラウンジを設けた。
また建物の西側では、中世後期頃に構築され、府中市の遺跡登録を受けている「横海道北1号塚」を保存し、訪問者が見学できる計画だ。さらに敷地北側には地域住民が利用できる公園を設け、備蓄倉庫等も備え災害時には防災拠点の役割を果たしていく。