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三井不、マレーシア初の物流施設に着手

 三井不動産は、現地大手物流会社と共同事業契約書を締結し、マレーシア・ケダ州クリムにおける物流施設事業「クリムロジスティクスハブ」(延べ床面積約3万6000平方メートル、うち第1期約2万2000平方メートルで9月竣工予定、第2期約1万4000㎡で24年以降着工予定)への参画を決定した。同社グループ初のマレーシアにおける物流施設事業。マレーシアは人口・経済規模の拡大が続いており、貿易額もタイと並ぶ高い水準にあるなど、今後の物流施設の需要拡大が見込まれている。今後もマレーシアおいて物流施設事業を推進する方針だ。

 同事業は、ペナン港及びペナン国際空港へのアクセスが良好なバターワース・クリム高速道路沿いに立地。半導体を中心とした電気・電子産業の工場が集積する「クリムハイテクパーク」や、自動車関連工場などに近接する。立地特性やテナント候補企業の需要に合わせた開発を検討、推進していく。敷地内には、マレーシア国内の物流施設としては珍しいカフェテリアやスポーツジムなど従業員向けの利便施設も設置予定。従業員満足度の向上とともに、他社施設との差別化を図る。