大和ハウス工業、住友不動産販売、東急不動産、NIPPOの4社は、参加組合員として参画する北海道札幌市の「北8西1地区第一種市街地再開発事業で開発した高さ175.2メートルの新築分譲マンション「ONE札幌ステーションタワー」(総戸数624戸、うち一般分譲対象外住戸82戸)が21年11月の販売開始から8月21日に1年10カ月と計画を前倒しで完売した。竣工は23年12月を予定している。
札幌市営地下鉄東豊線・南北線さっぽろ駅から徒歩1分の敷地9712.88平方メートルに44.81~227.99平方メートルの1LDK~4LDKからなる延べ9万8383.04平方メートルの地上48階地下2階建て。最高抽選倍率は15倍、販売価格は5,160万円~5億円(税込)で、130戸は1億円以上。平均坪単価は約400万円だった。
成約者の属性は50代以上が約7割、40代が約2割、30代が約1割で、約8割が単身もしくは2人世帯。北海道内の在住者が約6割でそのうち約55%が札幌市内在住者。北海道外からの成約者は主に首都圏在住者だった。また、用途は実需が約35%、セカンドハウスが約35%、投資が約30%だった。累計の資料請求は約7500件、来場は東京・日本橋サロンを含め約2500件に上った。
長年にわたる大規模複合再開発事業への期待感や最寄り駅の新設出入口から直結の利便性、北海道最高層・最大戸数を誇るタワーマンションなどのブランド価値、イタリアのキッチンブランド「バルクッチーネ」の日本限定国産モデルを採用したパーティールームなどが評価された。