大和ハウス工業は11月30日、福岡県鞍手町(岡崎邦博町長、写真左)と「災害時における支援協力に関する協定書」を締結した。災害発生時時に、同町内の同社九州工場の土地や建物の一部を、支援施設として活用する。
同町は台風や局地的な豪雨による洪水、土砂崩れとといった様々な災害に備え、企業との連携協定を進めている。地震や風水害などの災害発生時における同町の被災者受け入れに対し、同施設や設備、保有する物資を可能な範囲で提供するほか、衛星携帯電話などの通信設備、災害支援物資の一時保管などを予定している。
九州工場は、福岡PayPayドームの約3.3倍に相当する22万8415平方メートルの敷地に立地する延べ8万8584平方メートルの施設。九州のほか中国、四国、沖縄県などのエリアを対象に、住宅系部材と事業用建築部材の生産、部材の現場搬送への出荷などを行っている。