住まい・暮らし・文化

旭化成不レジ、小平市小川駅前の複合再開発ビルを着工

 旭化成不動産レジデンスは12月1日、東京都小平市で同社が参加組合員として参画している「小川駅西口地区第一種市街地再開発事業」の施設建築物の本体を着工した。

 西武鉄道国分寺線・拝島線小川駅の駅前約1.2ヘクタールの再開発や建物の不燃化、耐震化などによる防災性向上を進める。駅前広場の新設や開発エリア内道路の拡幅・新設、広場の整備など、交通結節点に最適な都市基盤を整備するとともに、住宅・公共施設・商業施設・駐車場からなる複合タワーを建設することで、防災性の高い住環境のほか、にぎわい、交流の場などの創出を図る。

 敷地5045平方メートルに、延べ約4万387平方メートルの地上27階地下1建てとする計画。地下1階を駐車場、1~3階は生活協同組合コープみらいのほか、ショッピングモールや生活サービス系施設などからなる商業・業務施設、4・5階を公共(公益)施設、6階以上を住戸219戸で構成する。竣工は26年8月を予定。

 出張所・図書館・公民館からなる西部市民センターや市民活動支援センターあすぴあ、男女共同参画センターひらくなどを移転予定。また、敷地北西部分には敷地の北西部分には、約1000平方メートルの「(仮称)小川にぎわい広場」を整備する。

 住戸部分は1LDK~4LDKのタイプを用意。様々な世帯、居住者のライフスタイルなどへの対応を図ると共に、内廊下式を採用することで、プライバシーやセキュリティに配慮した。また、戸建ての知見を生かし、シューズクロークやウォークインクローゼット、パントリーなど収納を拡充したほか、生活動線に配慮し、各階にごみ置き場を配置する計画とした。