大和ハウス工業は12月26日、大阪府東大阪市にマルチテナント型物流施設「DPL東大阪」を竣工した。
阪神高速道路13号線東大阪線「中野出入口」から約600メートルに位置する敷地約7940.72平方メートルに、延べ2万3669.03平方メートルの6階建てを建設。最大2社が入居できる。
大阪市内への配送の「ラストワンマイル」でのサービス提供が可能な北・中河内地域に立地。近畿道にも近接しており、神戸市内まで約50分、京都市内まで約50分、奈良市内まで約30分など、周辺都市へのアクセス性も高く、近畿全域の輸送拠点としての機能を見込む。
また、雇用の確保の面でも、府内で大阪市や堺市に次いで人口が多いほか、近鉄けいはんな線荒本駅から徒歩15分に位置しており、29年には大阪モノレールの延伸に伴い、「(仮称)荒本駅」が新設予定であるなど、就労面でも好立地だ。
近畿圏では、EC(電子商取引)関連の物流量増加を背景に、マルチテナント型物流施設の需要が堅調に推移。これまで湾岸地エリアの物流施設開発が進んでいたが、拠点の分散化や都心への交通利便性の高さから、大阪府内の内陸部の物流施設開発の需要が高まっている。