積水ハウスは23年12月25日付けで、オーダーメイド木製家具メーカーのアイダ(東京都港区、相田敬介社長)の普通株式を全株取得、完全子会社した。アイダは1953年に創業し、高品質な無垢木材の輸入、無垢木材を使用した家具や小物類の企画・製造・販売・アフターメンテナンスを手掛け、自社ブランド「家具蔵(KAGURA)」を展開。国内外の原木材産地に豊富な調達ネットワークを有し、世界各地の銘木から切り出した様々な樹種の一枚板を始めとする豊富な無垢木材を保有している。
積水ハウスは22年9月に木質建材の老舗のマルホン(静岡県浜松市)を完全子会社化したほか、昨年6月に新築戸建て住宅における顧客の〝感性〟を軸にコミュニケーションを図りながら〝愛着〟が深まるインテリアを提案する独自のデザインシステム「ライフニットデザイン」を導入。「空間・デザイン」「建材」「家具」の内装一体提案の強化を進めている。今回のアイダ子会社化によって、無垢材家具やオーダーの造作収納など〝感性価値〟を高めるアイテムの拡充することで、家具の提案力強化を図る。
