東急不動産ホールディングスは2月8日に開催した取締役会で販売用不動産を売却することを決めた。物件は「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」で、売却対象がSHIBUYAタワーの10~23 階、28~37 階、38 階の一部フロアの区分所有権の49%の共有持分相当になる。延床面積は約25万4700平方メートル。23年12月末時点の簿価は715億9500万円。
2月9日に契約を締結し、売却対象うち60%分を2025年3月19日に、26年3月19日に40%分を引き渡す予定。
国内の機関投資家が出資する投資ファンドと東急不動産が匿名組合出資する特別目的会社に売却する。東急不動産キャピタル・マネジメントがアセットマネジメント業務を受託する。売却価格は23 年3月期の連結売上高の10%以上に相当する額となり、売却益は23 年3月期の連結経常利益の30%以上に相当する。25 年3月期に計上を予定する売却対象60%分の売却益も23年3月期の連結経常利益の30%以上に相当する。