大和ハウス工業は7月19日、兵庫県川西市(越田謙治郎市長)と「持続可能で生活の質が高いまちづくり」の推進に関する連携協定を締結した。
同社は1962年から大規模戸建て住宅団地「ネオポリス」を全国で順次開発。こうした郊外型住宅団地(ネオポリス)の〝再耕〟を目指す「リブネスタウンプロジェクト」を推進している。同市においても、66年から約4000区画の戸建て住宅団地「阪急北ネオポリス」を開発。まちびらきから50年以上が経過し、高齢化や独居世帯の増加に伴う空き地・空き家の増加、コミュニティの希薄化といった社会課題の顕在化に伴い。地域住民への街づくりに関するヒアリングや意見交換会などに取り組んできた。
今回の協定締結の内容は、(1)コミュニティ形成、(2)まちの魅力向上、(3)住み続けられる仕組みづくり、(4)地域内の移動環境づくり――などに関すること。協定締結により、同市の人口減少や少子高齢化に起因する様々な地域課題の解決に貢献することで、持続可能なまちづくりの実現を目指す。