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米・フロリダ州の住宅施工請負会社を完全子会社化、旭化成ホームズ

 旭化成ホームズは8月29日、米国子会社を通じて、住宅の建築工事を請け負うサブコントラクターのODCコンストラクション社(フロリダ州)の持分100%を取得した。

 ODC社は躯体やコンクリート基礎工事を手掛ける、フロリダ州最大のサブコントラクターの一つであるほか、同州は昨年、新築住宅許可件数で全米2位となっており、今後も堅調な住宅需要が見込まれる。

 同社は18年に米国アリゾナ州を拠点とする大手建築部材サプライヤーのエリクソン社の買収を皮切りに、20年には住宅用基礎工事や設備工事を行うオースティン社、21年には配管工事を手掛けるブリュワー社、22年にはネバダ州でトップシェアを占める建築サプライヤーのフォーカス社100%子会社化を進めており、建築工程の中核となるサブコントラクターを統合し、アリゾナ州・ネバダ州を中心に、建築工程の管理手法を強みに施工の効率化や品質向上を推進。

 今回の買収によって、フロリダ州に事業を拡大すると共に、互いの知見・ノウハウを相互に活用することで、シナジーを創出し、更なる施工の効率化と品質向上を目指す。