マンション・開発・経営

住林、中央日土地 アトランタに若年層向け賃貸用集合住宅を開発

 住友林業と中央日本土地建物は、米国ジョージア州アトランタ中心部で賃貸用集合住宅「ノベル ブランドタウン」(総戸数250戸)を開発する。開発主体は住友林業の完全全子会社の現地デベロッパーの、クレセント・コミュニティーズ社と中央日本土地建物の現地完全子会社との共同出資会社。住友林業の完全子会社のSFCアセットマネジメントがプロジェクト組成に関するとりまとめや調整を担う。両社の協業は今回で4件目だが,中央日本土地建物が開発事業で現地に拠点を置くデベロッパーと単独で協業するのは今回が初めて。

 アトランタ市最大の雇用集積地のミッドタウンから車で10分、利用客数全米1位のハーツフィールドジャクソン・アトランタ国際空港から車で25分に位置するウェストミッドタウンに、都市型のライフスタイルを志向する若年層をターゲットに、スタジオタイプ~2ベッドルームタイプの専有部や屋上ラウンジやプール、中庭のウッドデッキや映画鑑賞用の大型スクリーンなどの共用施設からなる賃貸床面積延べ2万762平方メートル、1~2階がRC造、3~7階が木造の集合住宅を計画。

 上層5層分には木造枠組壁工法を採用し規格品のツーバイフォー材を使用することで、コストの抑制や建設時のCO2排出量(エンボディドカ―ボン)の削減を図る。

 24年11月に着工、26年10月以降に工事完了部分から順次賃貸を開始し、全体の竣工は27年5月を目指す。