住友林業は、米国ノースカロライナ州ダーラム近郊で賃貸用集合住宅「ノベル ユーヒル」(総戸数400戸)に開発する。開発主体は住友林業の完全全子会社の現地デベロッパーの、クレセント・コミュニティーズ社のほか、九州電力、NECキャピタルソリューションのそれぞれの現地法人が参画、各社が共同出資する特別目的会社(SPC)が開発主体となり、住友林業の完全子会社のSFCアセットマネジメントがプロジェクト組成に関するとりまとめや調整を担う。
ダーラム都市圏近郊の大学に通う学生や企業に勤める若年層をターゲットに、スタジオタイプから1~3ベッドルーム、タウンホームなど様々なタイプの専用部のほか、スカイラウンジやプールテラス、クラブルーム、コワーキングスペース、フィットネスセンターなど多数の共用施設からなる賃貸床面積延べ3万4764平方メートル、1階がRC造、2~6階がツーバイフォー材による木造枠組壁工法の集合住宅を計画。単身帯からファミリー層まで様々な居住ニーズへの対応を図る。
開発地は、全米最大規模の先端産業の集積地「リサーチ・トライアングル・パーク」やノースカロライナ大学チャペルヒル校から車で約15 分、デューク大学や同大学病院から車で約10分に位置する、デューク大学、ノースカロライナ州立大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の3校を結ぶ「リサーチトライアングル」と呼ばれるエリア。中心部にはIT やライフサイエンス分野のグローバルカンパニーが300社以上集うほか、大型商業区域も所在するなど、生活利便性も高い。
24年12月に着工、26年11月以降に工事完了部分から順次賃貸の開始を予定している。