投資

収益マンション開発のベルテックス、顧客開拓で札幌・福岡も進出

 不動産投資事業を主力とするベルテックス(東京都新宿区、梶尾祐司体表取締役)は2月4日、新築分譲マンション「VERXEED(ベルシード)新小岩AZ」(=完成図㊤・写真㊨、総戸数137戸)が1月31日に竣工したと発表した。同社がこれまで手掛けた中で、最大規模という。

 同物件は、JR総武本線・総武快速「新小岩」駅から徒歩9分の立地。地上5階建てで、間取りは1Kタイプ(21~22平方メートル)となる。全戸ともインターネットは無料で使用できる。住戸の開口部は東西向き。敷地内には駐車場(1台)と駐輪場(108台)、バイク(7台)を用意した。大手警備会社と連携し、24時間のセキュリティー体制も整えた。

 同社は2010年12月設立で、昨年11月には増資により資本金を1億円に倍増した。用地を仕入れて自社で投資マンションを開発して客付け後に投資家に販売するビジネスモデルで展開。開発・販売エリアは、東京が70%を占めており、残りは大阪圏(10%)と名古屋圏(20%)で展開している。

 これら都市部の投資用マンションの販売顧客を地方の個人と法人にも広げたい考え。向こう1年以内に福岡市と札幌市に支店を構える計画だ。高級物件の位置付けで昨年立ち明けた新ブランド「VERXEED COMFY(ベルシード コンフィー)」はディンクスとファミリーをターゲットとし、初弾物件の開発に向けて動く。

 24年11月期決算は売上高およそ284億円と前期比33%増が見込まれている。