商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」など、不動産ビッグデータサービスや業務支援系サービスを提供するestie(東京都港区)は、J―REITが保有する物情報を横断的に検索・分析できる同社提供のサービス「esite J―REIT」で新たに、「分析機能」を追加した。
同サービスは、J―REITが保有する物件に特化し、不動産の取得や運営の意思決定を支援する。投資法人が保有する全国6000件以上の物件をエリアや竣工年、賃貸可能面積などの建物情報に加え、取引価格やキャップレートといった取引情報などの条件で横断的に検索して地図上に表示できる。
今回の新たな機能は、各投資法人が保有するビルのキャップレートや稼働率、坪単価の平均値の推移をグラフ形式で表示できる。また、「estie マーケット調査」と「esite J―REIT」の両サービスを契約すると、個別物件情報の連携により、ワンクリックでそれぞれのデータを相互に参照できる。初期の物件スクリーニングを加速させ、バリュエーション業務に充てる時間を増やし、より多くの物件やシナリオを検討できるよう、支援する。
