福山大学(広島県福山市)と、野田設計(福岡県柳川市)は、プレキャスト板(PCa板)を用いることで、災害復興住宅を速やかに着工できるという、住宅向けの基礎工法を開発した。2026年度の本格量産を目指している。
従来の工法に比べ、短工期で場所を選ばず、誰でも組み立てられ、大型ミキサー車や大型トラックも不要という。あらかじめプレキャスト製法で人が持ち運べるオリジナルの様々な形状のPCa板をつくり、基礎の形状に応じて組み立てていく。住宅部品の一部として備蓄することで、災害時の復興住宅をすぐに着工できる。