東急リバブル(東京都渋谷区)は、生成AIを活用した対話型チャットサービス「Tellus Talk(テラストーク):β版」を電通デジタル及び電通と共同で開発し、3月27日から同社ホームページ上で提供を開始した。
同社では従来、ホームページ上の売却相談関連ページで「有人チャット」による対応を行ってきたが、夜間などはチャットボットによる対応に切り替える必要があった。また不動産の購入相談を含めた様々な不動産に関するニーズを持つ訪問者(月平均914万ページビュー:23年度実績)一人ひとりに、最適な顧客体験を提供できていないという課題もあった。そこで不動産取引に関する様々な困りごとに「その場で」「すぐ」対応するため、同サービスを開発した。これにより、ホームページを利用する顧客の体験価値向上とサイト内での顧客とのコミュニケーションの強化を図る考えだ。
「テラストークβ版」では、AIチャットキャラクターを同社ホームページの接客対象ページに配置し、顧客とウェブ上で対話を行う。当初は売買仲介関連の質問に限定し、顧客の求める最適解を迅速に提供し、高品質な顧客体験を実現する。顧客は「いつでも」「どこでも」プロの営業担当に近い水準の回答を得られるようになる。
同社では、顧客のニーズをAIとの会話を通じて深く捉え、顧客個々人のニーズに沿った最適な提案のできるホームページ作りに努めていく考えとしている。
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サービス提供画面(イメージ)
