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神奈川・大船に商住一体型の複合施設建設へ 映像事業の松竹

 松竹(東京都中央区)は、鎌倉市・大船エリアで商住一体型の複合施設「kuguru」(くぐる)を建設し、2026年春に開業する。ブルースタジオ(東京都中央区)の企画・建築設計監理で、施工はジェクト(川崎市中原区)が担当する。

 鎌倉市大船エリアの山蒼稲荷神社に隣接する敷地に建設する。建設地が面している松竹通りの先には、かつて、数々の名作を生み出した「松竹大船撮影所」があった。今回建設する施設は、暮らしと商いが共存する「なりわい暮らし」をコンセプトに掲げている。のれんをくぐるという意味と、地域に愛され続けてきた同神社の「鳥居をくぐる」という言葉を重ね合わせて施設名称を着想した。

 建設する建物は、鳥居と本殿をつなぐ参道を挟むように2棟で構成する。店舗2区画と、店舗兼住宅5区画を配置する。建物規模は、木造2階建て延べ約379平方メートル。敷地面積は約367平方メートル。