投資

220億円規模ファンド組成で高級温泉旅館展開へ Kirakuなど

 Kiraku(京都市東山区)、ハイアット ホテルズ コーポレーション(以下・ハイアット、米国・シカゴ)、竹中工務店(大阪市中央区)は、Kirakuと、ハイアットの関連会社による合弁事業のラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 Atona」に特化させた220億円規模の不動産ファンド「Atona Impact Fund」を組成した。

 今後、合弁事業を手掛ける新設会社のAtona(東京都港区)は、「吾汝 Atona」として、旅館施設の開発や改修案件により、先行する油布・屋久島・箱根の3つのエリアのほか、全国規模で施設を展開していく。

 展開していく旅館施設は、その地域で湧く温泉や、地産地消の旬な食材を生かした季節の料理を提供するオープンキッチンやバーなどを備え、客室数は30から50室程度とする。更に、温泉を利用したウエルネス体験や地元の魅力を伝えるアクティビティも提供する。