時間共有クラウドツール『TimeCrowd』を提供するタイムクラウド(東京都港区)と、ビジネスチャットサービス提供のChatwork(東京都港区)は、管理職向けに「業務の可視化で利益に貢献!」と題し、最新クラウドサービス活用術を開設するセミナーを5月13日に開催し、ウェブで配信した。
テレワークや在宅勤務のテレビ会議システムでは、従業員との報告や連絡に時間を使い過ぎている「過剰感」、逆に、気軽なコミュニケーションができない「不足感」がある。これらが、ストレスやモチベーションの低下につながる。これが顧客とのトラブルに発展しかねない。業務の内容や進捗が分かりづらく、「ブラックボックス化」している。業務管理の悩みや課題を抱える管理職は少なくない。
業務を可視化
タイムクラウド代表の西小倉宏信氏は、「ウェブ版のタイムカード」のような同社提供サービスについて、「いつ、誰が、どの業務をどれぐらいの時間で遂行したのかを可視化する。社員ごとに、全体としても集計・分析できる。顧客のための時間の創出を検討する際のタタキ台になる」と紹介。「個々人も振り返ることで、業務の見直しに役立つ。勤務状況が見えづらいテレワークの環境であっても、業務タスクの可視化により、業務上の課題点などの〝気づき〟を知る機会を得られるメリットもある」と解説した。
Chatworkマーケティング部の大原瞳氏は、同社提供サービスについて、「ビジネスチャットは、テレワークの環境でも迅速で、効率的に情報を共有できる。履歴の検索も可能」と特長を紹介した。また、「柔軟な働き方の実現が現在、企業には求められている。最新ツールを活用すれば、今の時代に即した新たなコミュニケーションの手段になる。テレビ会議システムなどとの使い分けが鍵となる。業務の遂行を、より最適にする」と解説した。