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シリーズ・SDGs実現に挑む まずは「知る・理解する」 江戸川区・SDGs推進センター

 21年度「SDGs未来都市」に選定された東京都江戸川区。5月の選定に先立ち、4月に都営地下鉄新宿線船堀駅前の複合文化施設に情報発信・相談対応の拠点としてSDGs推進センターを開設した。同センターの日比生俊一所長は「区が目指す共生社会は『誰もが安心して自分らしく暮らせるまち』。これはSDGsの理念『誰一人取り残さない』と同じ。SDGsの理念達成は共生社会の実現になる」と説明する。

 達成へのステップは21年度が「知る・理解する」、22年度が「考える・行動する」、23年度が「継続する・習慣にする」。区民の「知る・理解する」を促すために、9月25日から11月20日までの約2カ月間をSDGs推進月間と位置付け、37の事業を展開。11月7日には東京ガールズコレクション(TGC)とコラボしたファッションショー「SDGs FES in EDOGAWA supported by TGC」をオンラインで配信する。

 10月10日には「江戸川区SDGsオリジナルシンボルマーク」を披露した。中央には区の紋章を配置。学校や事業者の活動では、審査・承認を経て区の紋章を校章や社章に変更して使用することも可能だ。

 同マークの使用料は無料だが、活動の規模や見た目にかかわらず、SDGsにしっかりと合致した取り組みを想定。そうした取り組みが「考える・行動する」につながると捉えている。