不動産業界向けの営業トーク分析サービス『COG―HOME』などを提供するコグニティ(東京都品川区)は、『〝指示待ち〟から〝自ら動く〟部下に変わる1on1の実態』と題して、ビジネスコミュニケーションの向上策を考えるセミナーを8月に開催し、ウェブで配信した。
講師でコーチングサービス提供のビジネスコーチ(東京都千代田区)営業本部副部長の出口亮輔氏は、「企業の成長には、自ら考えて行動し、成果を出せる〝自律型人材〟の育成が欠かせない。企業は考えや意見を発しやすい〝心理的安全性〟の環境を醸成し、成長のための対話を通じて各自が挑戦する気付きを提供することが重要」と指摘。「集合研修など一律な指導や育成方法の従来の管理型マネジメントを脱する。上司は質問力・観察力・傾聴力・承認力を使って部下との関係性を構築する。先入観なく客観的な情報を伝達し、改善や成長を促す役割がある」と説明。
コグニティ社長の河野理愛氏は、「単に音量やトーンなどの表層面でなく、傾聴力や承認力などを数値化で分析できる」として、同社提供のサービスを紹介した。同社提供のAI分析サービス『COG―COACH』(コグ・コーチ)は、厚生労働省後援の「日本の人事部・HRアワード2022」で部門入賞した。
