サンフロンティア不動産は5月12日、23年3月期連結決算を公表した。売上高、各利益とも予想値を上回り、2桁の伸長で2期連続の増収増益。売上高と当期純利益は過去最高を更新した。ホテル・観光事業における稼働率や客室単価の急速な回復に加え、ホテル物件の売却が業績に大きく寄与した。仲介や貸し会議室などの不動産サービス事業も全分野で増収増益。主力の不動産再生事業は前年実績を下回ったものの、利益率は向上している。
次期予想では、売上高はほぼ横ばい、営業・経常利益では一定の伸長を見込むものの、当期純利益は前期の反動と税効果の影響で減少となる見通し。
サンフロンティア不動産
決 算 23年3月
売上高 827億円 (16.2%)
営業利益 149億円 (22.9%)
経常利益 147億円 (20.5%)
当期利益 116億円 (56.6%)
予 想 24年3月
売上高 830億円 (0.3%)
営業利益 165億円 (10.7%)
経常利益 160億円 (8.7%)
当期利益 110億円 (△5.3%)