ホテル回復などがけん引
トーセイは7月5日、23年11月期第2四半期連結決算を公表した。売上高を約2割、各利益を約3割伸ばしての増収増益。全6事業セグメントでいずれも増収となっており、山口誠一郎社長は「非常に順調な推移」と語る。主力の不動産再生事業が二桁の増収増益で全体をけん引したほか、コロナ禍からの回復で稼働率・客室単価とも大きく改善したホテル事業も貢献。不動産開発事業と不動産ファンド・コンサルティング事業も好調だった。
下半期については、ホテル事業で高額帯施設を開業するほか、M&Aを含めた仕入れの拡大、商業施設のリーシング強化などを進める。また、同日にDX領域を担う新会社「トーセイ・プロップテック」の設立を決定しており、その実施・運営を行っていく計画だ。なお、通期業績予想は変更せず据え置く。
トーセイ
決 算 23年11月期第2四半期
売上高 528億円 (21.4%)
営業利益 125億円 (33.8%)
経常利益 120億円 (34.1%)
当期利益 81億円 (33.7%)
予 想 23年11月
売上高 850億円 (19.8%)
営業利益 148億円 (9.7%)
経常利益 140億円 (9.8%)
当期利益 93億円 (9.1%)