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売買仲介
2024年「辰年」先読み(下) 追跡 成長力 ~分譲マンション市場~ 首都圏 新規供給は絞り込みを加速 高所得者照準で高価格帯を維持 中古を含め郊外需要に陰り消費者も 生活利便性を重視
分譲マンションは、新築・中古とも一般消費者にとって高嶺の花だ。昨年を振り返れば、「三田ガーデンヒルズ」を始めとする超高額物件が首都圏の新築マンションの平均価格を押し上げた。高額物件を購入するメインは富裕層と投資家だ。売れる物件を売れる場所で供給するのが不動産各社。購入意欲の落ちない高所得者に照準を当てれば必然的にパイは小さくなり、新規供給も絞り込まれる。そもそも新規供給に適した土地も乏しい。中古マンションも同様で億ションが乱立する都心での買い意欲は落ちていない。都心回帰の動きも鮮明だ。既定路線とされる利上げも控える。(中野淳)