政策

需要減で土地政策転換 視野広く土地の有効活用を キーワードは「非宅地化」

 国の土地政策が、現在一つの転換点を迎えている。長年にわたり、人口の増加や経済の拡大を背景として、我が国では土地を「宅地化」していく方向で政策が進められてきた。しかし、近年の人口減少や空き地・空き家等の増加を受け、6月11日に閣議決定された新しい「土地基本方針」で、政府は必要に応じて「非宅地化」を促す考えを明記した。とはいえ、以前とは全く前提の異なる土地活用の形が求められるため、その手法やアイデアはまだ手探りの段階と言える。そこで、この政策方針の転換に至った経緯をひも解きながら、具体的にどのような「非宅地化」のアプローチが想定されているか、事例と共にたどる。(佐藤順真)

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