住友林業の24年度第3四半期は増収増益で着地。国内の住宅事業は、期初残が前年同期を下回り工事棟数が減少した一方、不動産仲介事業が好調に推移したことから、売上高3815億円(前年同期比1.3%減)、経常利益224億円(同2.0%増)の減収増益で着地した。
建築・不動産事業は、米国の戸建て分譲住宅事業の販売が堅調に推移したほか、円安が影響。売上高9009億円(同38.1%増)、経常利益1172億円(同66.9%増)を計上した。
資源環境事業は、米国で組成した森林ファンドのフィー収入が増加したほか、海外山林会社の販売が増加。一方、国内バイオマス発電事業における燃料価格の高騰に伴い利益率が低下。売上高198億円(同10.3%増)、経常損失2億円(前年同期は経常利益7億円)を計上した。
全体の通期予想は、前回発表時の計画を据え置いた。
住友林業
決 算 24年12月第2四半期
売上高 1兆4923億円 (21.0%)
営業利益 1425億円 (46.0%)
経常利益 1429億円 (43.5%)
当期利益 856億円 (34.1%)
予 想 24年12月
売上高 2兆950億円 (20.9%)
営業利益 1,800億円 (22.7%)
経常利益 1,930億円 (21.1%)
当期利益 1,150億円 (12.2%)