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総合
住まい・暮らし・文化
地域ストック〝大更新〟時代へ 人が集まる新価値共創 事業構築の目利き、持続手法で商機
地域の文化財には発信力と求心力がある。例えば、熊本・山鹿市の芝居小屋「八千代座」は、1910年建築の国指定重要文化財として、和洋折衷の建築様式や鮮やかな天井広告画が圧巻だ。加えて歌舞伎公演から地域の催事まで行われる実用性と、閉館の歴史を乗り越えた再興の物語を持つ。そうした〝生きる共有財〟は、建造物としての価値にとどまらず、地域のステークホルダーの愛着や関わりを生み、新たなエリア価値を創出する。文化財を活用した地域ストックの大更新時代が始まる。(佐々木淳)