長谷工コーポレーションの25年3月期第3四半期業績は、完成工事高増と不動産の取扱量増加により売上高増となったが、受注時採算の悪化及び資材・労務費の高騰等により、完成工事総利益率は低下。更に、海外関連事業において特別損失(減損損失)、投資有価証券評価損及び訴訟損失引当金繰入額を計上したことにより、増収減益となった。業績予想も当期利益230億円減額の修正をした。
特別損失計上について同社は「長引く円安の影響でハワイの保有商業施設への日本人観光客の来場者数は、当初想定を大きく下回っている。将来の回収可能性を検討した結果、146億円を特別損失として計上した」としている。
長谷工コーポレーション
決 算 25年3月第3四半期
売上高 8,367億円 (8.8%)
営業利益 574億円 (△6.5%)
経常利益 583億円 (△3.5%)
当期利益 183億円 (△53.6%)
予 想 25年3月
売上高 11,800億円 (7.8%)
営業利益 820億円 (△4.4%)
経常利益 800億円 (△4.0%)
当期利益 300億円 (△46.5%)