東京建物が11月13日に発表した25年12月期第3四半期業績は、ビル賃貸・施設運営収益は伸長しているものの、前期に分譲マンションの収益を大きく計上した反動で減収減益となった。
通期については、賃貸収益の拡大と売却益の更なる向上を両立して利益最大化を追求する戦略のもと売却方針を一部見直したことで、期初予想と比較して営業収益は減少するものの、賃貸収益等の堅調な推移と物件売却益の増加(利益率の上昇)が寄与し、主要な利益項目は全て増加する見込み。営業収益は従来予想から330億円下振れする。営業利益は65億円、経常利益は45億円、当期純利益は30億円上振れする。
東京建物
決 算 25年12月期第3四半期
営業収益 2,988億円 (△17.0%)
営業利益 506億円 (△17.9%)
経常利益 414億円 (△22.4%)
当期利益 295億円 (△17.0%)
予 想 25年12月期
営業収益 4,700億円 (1.4%)
営業利益 925億円 (16.1%)
経常利益 785億円 (9.4%)
当期利益 580億円 (△12.0%)




