飲食業界で「人手不足」が声高に叫ばれています。建設業界でも盛んに指摘されているのが「職人不足」。いつの時代、どの業界でも、『人材(財)』は大きなテーマです。
住宅新報5月27日「不動産流通業・働きかた改革」、同じく5月27日号「社員の流出を防げ」。共に人材をテーマとした記事です。優秀な人材を惹きつけ、つなぎ止めるにはどうすれば良いのか。経営者にとっては非常に重要で、かつ、最も頭の痛い問題なのではないでしょうか。
労働力を提供する側にとっては、サラリーが良いに越したことはありません。間違いなく、大きな原動力となります。ただ、それだけではない大切な何かが、会社組織にはあると感じます。
「なかなかいい記事だね」「こんなに遅くまで…、お疲れさま」「頑張ってくれて、いつもありがとう」
小生が新米記者だった頃、先輩からのこれらの言葉にどれだけ救われたことか。ちょっとした一言、何気ない一言が、その人にとって「救い」となることは多々あります。
会社の仲間とは、家族よりも多くの時間を一緒に過ごします。「ファミリー」が心地よく過ごせるよう、「気遣い」「心配り」のある場所(組織)にすることも、上司、経営者には求められていると思います。(編集部F)