差別化する営業ツール

和紙で伝える「ありがとう」 こだわりのお礼状で追客に効果的

PCやタブレット、スマホから、和紙を使ったこだわりのお礼状を送ることができるサービス「ありがとうポスト」。必要な情報を入力し、はがきの種類、絵柄、文章などを選ぶだけで、自動的にお礼状などを送付することができる。お礼状を送る機会の多い営業マンの間で利用が進んでいるという。

ITで簡単に差別化できる営業ツールを

同サービスを提供するのは、財務・会計システム、経営情報サービスを提供するミロク情報サービス。
同社担当者は、「お礼状などを送る習慣のある営業マンも、字が汚い、はがきを買いに行くことや書くことが面倒などの理由で送らなくなってしまったという話をよく聞く。送らなくなった原因をITで簡単にできるようにした。更に、こだわりの紙を使用することで、差別化を図ることができる」という。

 

無形文化遺産登録された技法で制作した細川紙

手書き感が差別化する

「ありがとうポスト」のサービスは、埼玉県比企郡小川町で1300年の歴史をもつ小川和紙を製造している久保製紙と提携している。今回のサービスは、小川和紙の中でも「細川紙」という種類も利用が可能。細川紙は、最も伝統的な製法でユネスコの無形文化遺産にも登録されている「手すき和紙技術」を用いてつくられるものだ。

「細川紙でできたはがきは、やさしい手触りで、人の温もりを感じさせてくれる。通常のはがきと比べ、構成している繊維が長く、耐久性や保存性にも優れている」(同社担当者)

「和紙でできたはがきは、簡単に購入することができない。大型文房具店などでないと購入することが難しい。高齢者が多い和紙の制作者は、パソコンが苦手なせいか、ネット通販でもなかなか購入することができない。買うことができたとしても、100枚単位など大量に購入することになる」
その点、同社サービスは、簡単なスマホ操作で1枚単位の利用が可能となっている。

難しい和紙への印刷

和紙を購入し、家庭用のプリンターなどで印刷しようとしても、うまくいかないことが多いという。
「和紙は通常のはがきに比べ厚みがあり、家庭用のプリンターでは詰まることが多く、印刷が難しい。規格外の紙を使用し、プリンターが故障した場合、メーカーの保証外になってしまうこともある」(同)。そのため、プリンター印刷を敬遠する人は多いという。

手書き感の演出も

手間のかかる手書きの文章も簡単にできる

同サービスでは、手書き感演出するため、手書きした文字をスマホなどで撮影し、その文字を「手書きスタンプ」として定型文章に加えて印刷することも可能だ。更に手軽に手書き感を演出したい人のため、予め用意された定型の「手書きスタンプ」を活用することもできる。

 

 

意外性、DM、環境配慮など、様々な活用

同サービスの利用者は、「お礼状などを送りそうにないタイプの人が、和紙でできたこだわりのお礼状を送付することで、顧客に意外性を与えることができ、営業に役立てることができる」という。
また、写真を掲載することもできるので、広告の画像を掲載したDMとしての活用も広がっているという。
更に、環境に配慮した住宅の営業マンは、「化学薬品を使用していない和紙のお礼状を送付することで、環境問題に取り組んでいる企業としてのイメージを向上させることに活用している」と話す。

わずかな金額で利用可能

初期費用、月額費用は無料。和紙はがきの場合、1枚210円から。プロの筆耕士が手書きするサービスもあり、1枚1800円からとなっている。今後、ビジネスプランなど、サービスを拡充する予定だ。

豊富なデザインの中から選ぶことができる
和紙のはがきは、耐久性に優れ、何より目を引く

 問い合わせ先
ありがとうポスト

ありがとうポスト
http://www.aripo.jp/

サポートフリーダイヤル:0120-369-680
(受付:平日9時~17時30分)

販売

株式会社ミロク情報サービス

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