三幸エステートは6月8日、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の大規模ビルマーケットデータ(5月度)をまとめた。
それによると、空室率は6・18%で前月比0・07ポイント増だった。前月に続いて500坪を超える比較的広い面積の空室解消が目立ち、都心5区中4区で空室率が低下した。一方、新宿区ではまとまった空室を抱えた大規模ビルの竣工も影響して、空室率が大幅に上昇した。比較的広い面積の成約事例が増加した背景には、現在使用するビル内での館内増床ではなく、複数オフィスの統合を含む外部移転による成約事例の増加もあるという。
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