資格・実務

賃貸不動産経営管理士試験、申込者数が過去最多の3万6360人に

 賃貸不動産経営管理士協議会(中村裕昌会長)は10月29日、2025年度賃貸不動産経営管理士試験の受験申込者数が3万6360人となり、過去最多を記録したと発表した。これまでの最多であった21年度(3万5553人)を上回り、資格創設以来、初めて3万6000人を超えた。

 同協議会によると、申込者アンケートでは「就職・転職のため」「資格手当がある」「昇給・昇格・昇進のため」と回答した割合がいずれも前年より10%以上増加した。この結果を受け、同協議会は「キャリア形成や待遇改善を目的として資格取得を目指す受験者の増加が、申込者数の伸びに寄与した」と分析している。

 同試験は、賃貸住宅管理の専門知識・技能・倫理観を備えた専門家を育成する国家資格試験。25年度試験は、11月16日に全国38都道府県で実施され、合格発表は12月25日を予定している。