東京で気温が30度を超え、真夏日となった6月22日、東京都港区にある六本木ヒルズで今年初めて省エネルギー型外気冷却システムのドライミストが稼働した。
ドライミストは、超微細な水滴をノズルから噴霧し、その気化熱によって冷涼感が得られる装置。六本木ヒルズを運営管理する森ビルが、外部の噴霧エリアの気温を約1度から3度ほど低下させる効果があるとして2006年夏に同システムを導入。消費電力量はエアコンの30分の1と環境負荷が軽く、2005年の愛知万博でも暑さ対策として導入された。
東京理科大、名古屋大が2006年に実施した効果測定のアンケートでは、六本木ヒルズの来街者の91%が快適と感じている調査結果が出ているという。