旭化成ホームズのマンション建替え研究所は、同社が携わったマンション建替え事例について、区分所有者を対象とした実態調査結果をまとめた。それによると、築年数が経過したマンションほど区分所有者本人の居住が減り、賃貸住戸や空室が増加する傾向が見られた。また、一度転出してしまうと、再建されたマンションに再入居する人はあまり多くないことが分かった。
更に、建替え検討時の不安としては、「仮住まい・引越し」と「資金計画」、「借家人の対応」が挙がった。特に高齢の区分所有者は、「仮住まい・引越し」に不安を持つ人が多い。