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「住宅履歴」活用し集客増 iPadで物件紹介 HI-SO「家PadView」

 ソフトウェア開発を手掛けるHI-SO(仙台市太白区)は10月から、蓄積した住宅履歴情報を営業ツールとして活用できるアプリ「家PadView(いえパッドビュー)」の運用を開始する。住宅履歴蓄積システムとしては初めて、アップル社のタブレット端末「iPad」での閲覧を可能にした。紙のチラシやパンフレットに代わる電子カタログとして、売買仲介などの商談での需要を見込む。
 国土交通省が認定する住宅履歴情報登録機関である同社は、住宅履歴蓄積システム「e家カルテ・エコノミー」を提供、300社以上の利用実績がある。今回、「e家カルテ」で履歴付き物件の価値を示し、実際の集客につなげる手段として「家Pad」を開発。売買仲介に際して、仲介業者自身が予め物件の履歴情報を「e家カルテ」に登録し、それらを紹介する時に「家Pad」を活用する流れを想定しているという。また、成約後は平面図などの必要書類データを取り込んだうえでiPadごと買主に渡すことも可能だ。
 「家Pad」の導入費は3万1500円(税込み)。このほか、利用料が月額1050円(同)必要。また、利用の前提となる「e家カルテ」は1本26万2500円(同)で、2年目以降月額2100円(同)の利用料が掛かる。
http://hi-so.co.jp/