政策

工事範囲や内容の確認を、リフォーム見積もり相談に351件 住まいるダイヤル2010年度実施状況

 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(愛称:住まいるダイヤル)は10月17日、同センターが2010年4月から行っているリフォーム見積チェックサービスの実施状況を公表した。それによると、2010年度に同センターが受けたリフォームの見積りに関する相談は499件。うち、リフォーム見積チェックを行ったものは351件に上った。

 見積チェックを行った351件について見ると、見積りを依頼した事業者の数は「1社」が68%を占め、相見積もりを取らないケースが最も多かった。また、相談者が回答を求める内容は「全体の工事費が適正か」が70.9%で最多。「材料などの単価は適正か」(28.8%)が続く。これについて、同センターは、「実際の見積書をチェックすると、事業者から提出された書類が見積書だけで工事範囲や内容、性能、仕様が分からないケースが少なくない。事業者に確認するよう助言している」という。