国土交通省は、優良な中古住宅の認定制度を構築する方針だ。住宅ストックの質の向上や中古流通の促進が目的。中古流通時やリフォーム時に検査、評価を行い、認定する形を想定している。認定住宅には、税制優遇などのインセンティブを与えたい考えだ。同制度は、長期優良住宅法の改正で位置付けることなどを検討。13年度の制度運用開始を目指す。
認定基準の項目は、長期優良住宅の認定を受ける際に求められる劣化対策や耐震性、維持管理・更新の容易性、省エネルギー性などがベース。具体的な基準は未定だが、長期優良住宅と同等を求めると対象住宅の間口が狭くなるため、求める項目を減らすなどの対応も検討している。