介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の運営を手掛けるメッセージ(岡山県岡山市)は3月2日、訪問介護事業を手掛けるジャパンケアサービス(東京都豊島区)に対するTOB(公開買い付け)が成立したと発表した。今後、高齢化が進展する中、在宅介護サービスに強みを持つジャパンケアを連結子会社化することで、自宅から介護施設まで包括したケアサービスの体制を構築する狙い。
更に、メッセージは主に西日本、ジャパンケアは東日本を中心に事業展開しているため、互いの拠点を活用することで事業エリアを拡大しやすくなる。
メッセージの橋本俊明会長は2日の会見で、「高齢者が生きがいを持って暮らせる環境をつくり、それを持続していくためには、自宅でも施設でもどこに暮らしていても必要なケアが提供されるシステムが求められる。”住まいとケアの分離”が必要になる」と述べた。
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