不動産証券化協会はこのほど、会員171社の回答をまとめた「不動産私募ファンド実態調査(2011年12月末時点)」を発表した。それによると、2011年12月末時点の不動産私募ファンド運用資産総額は前年より749億円減少の約10兆3725億円だった。ファンド数は602本で、前年より47本減少した。
ファンドの予定運用期間は、2006年から一貫して長期化傾向が続いている。今調査でも「3年以上~5年未満」が減少し、「5年以上~7年未満」と「7年以上」が増加し、合わせて過半数を占めた。またLTV水準は「50%未満」の割合が前年比4ポイント増の28%に増加。10%だった2005年調査の約3倍近くを占め、低レバレッジファンドの増加傾向が継続したことも分かった。
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