総合

「住宅性能評価」で性能不適合住宅が34戸、積水化学工業

 国土交通省はこのほど、積水化学工業が製造・新築した住宅のうち、住宅性能評価書に記載された性能に適合しない物件が34戸あると発表した。

 省エネルギー対策等級、劣化対策等級で不適合が発覚した。本来であれば「低放射複層ガラス」を使用して省エネ対策等級4を取得すべきところ、実際には等級3の「普通複層ガラス」が使われていた。また、防腐・防蟻性能の高い工場処理材を使用して劣化対策等級3の処理をすべきところ、等級2の処理が施されていた。いずれも人的な発注ミスだという。

 同社では、「当該住宅にお住まいのお客様の不利益になることのないよう、全責任を持って対応する。社員への教育及び管理体制の強化を徹底し、再発防止に努める」と話している。