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ミサワホーム静岡、「大規模木造建築物」の構法で新社屋

 ミサワホームは10月15日から、大規模木造建築物を可能にする独自構法「FWS(フューチャー・ウッド・システム)構法」により、ミサワホーム静岡の新社屋建設工事に着手する。

 同構法は、ミサワホーム独自の木質接着複合パネルをベースに、その面材である合板の厚みを増すなどの改良を加えた高強度の木質接着複合パネルを使用することで、木造建築物の大スパン化や高層化を実現するもの。今回は柱と梁(はり)の2方向ラーメン構造を採用するが、それ以外のもので実現する方法についても検討・検証している段階だ。同社では、今回のプロジェクトを通じてFWS構法の更なる進化を進め、今後、この構法による学校施設や保育・介護施設、店舗、共同住宅などの大規模木造建築物に積極的に取り組みたいとしている。

 ミサワホーム静岡の新社屋は、敷地の高低差を生かした2階部分がエントランスの地上3階建ての建物。敷地面積4721平方メートル、延べ床面積は2894平方メートル。