東急リバブル(東京都渋谷区)がこのほどまとめた、2012年4~9月における『東急沿線』定点観測データによると、住宅地と中古マンション共に価格が前期(2011年10月~12年3月)比で上昇したことが分かった。中でも川崎市での上昇率が高く、武蔵小杉エリアなどで進行している駅前再開発の影響とみられる。
価格変動率は、住宅地の全体平均が前期比で0.5%上昇。一方で中古マンションの全体平均は、前期比0.2%上昇した。
同データは同社が半期ごとに年2回調査しているもの。東急沿線の住宅地33地点、中古マンション34地点を観測ポイントに定め、同社の不動産鑑定士が周辺の取引事例に基づき算出した価格推移をまとめている。