建設物価調査会が四半期ごとに実施している「民間企業設備投資動向調査」によると、2012年10~12月期の設備投資計画は、前年同期(以下、前年)と比べて8.3%減少する見込みとなった。そのうち、建設投資額は前年比13.0%減、機械設備投資額もマイナス5.6%だった。
建設投資額は、住宅(賃貸住宅・社宅等)が前年比44.5%減、事務所・店舗等が同33.7%減、工場・倉庫等が同6.7%減。土木(鉄道・港湾・道路工事など)は前年よりも9.4%増加した。
事務所ビルについては開発が一段落した状況で、2013年1~3月期についても同36.2%減となる見込みだ。
同調査は、資本金1億円以上の企業2074社を対象に実施したもの。産業分類別で、不動産業の対象企業は122社だった。