横浜・横須賀・湘南エリアを地盤として売買仲介やリフォーム業を手掛ける三春情報センター(神奈川県横浜市、春木磨碑露社長)はこのほど、2012年の住宅購入者動向をまとめた。それによると、中古住宅購入者の8割近くがリフォームを同時に行い、このうちリノベーション(物件の価値向上を目指す大規模改修)を行うケースも一定割合に達している。
同社が売買を仲介した中古住宅案件のうち、リフォーム済み物件を購入した割合が24%だったのに対し、購入と同時にリフォームを行った割合は76%。工事費用は『200万円未満』が約8割を占め、『500万円以上』は約1割にとどまった。ただ、工事内容は「水回り設備の交換が中心だが、それにプラスアルファの工事を行うケースが目立つ。機能の向上を図ったうえで、予算に余裕がある場合にデザイン性を高める傾向がある」(同社)という。
調査結果について同社は、「新築・中古を問わず住宅の購入を検討している顧客に対し、入り口の段階で『中古+リフォーム』という住宅取得方法を提案していることが大きい」とみている。