CHINTAI(東京都港区)は、JAXA発のスタートアップ企業・WHERE(東京都文京区)と連携し、熊本エリアで賃貸管理業務のDX化を目的とした実証実験を始める。衛星データとAIを活用する不動産探索ツール「WHERE」を導入し、物件調査や所有者情報の取得など、これまで人手に頼っていた業務の効率化を検証する。
実証には、エイブルネットワークに加盟する熊本地所が参加し、導入前後での工数削減やアプローチ件数の変化を分析する。CHINTAIは、これまでSaaS型の業務支援サービス「CHINTAI BB」を通じて不動産会社の省力化を支援してきたが、今回の取り組みにより、管理・仕入れ領域までDXの範囲を拡大する。
同実証は、不動産業界が直面する人手不足や生産性低下といった課題の解決に寄与するものと期待される。CHINTAIは今後もデジタル技術を活用し、業界全体の効率化と持続的な発展に貢献していく考えだ。