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マンションライフ継続支援協会が発足 提言発表、「MLCP」普及へ

 大地震に備えるMLCP(=Mansion Life Continuity Plan、マンション生活継続計画)の普及を目的として、一般社団法人マンションライフ継続支援協会(Mansion Life Continuity Association、通称MALCA)がこのほど設立された。代表には三橋博巳・不動産学会会長が就任。3月31日に第1回フォーラムを開催し、中島正弘・復興庁次官や山根弘美・マンション管理業協会理事長、渋谷和久・内閣府大臣官房審議官らが講演したほか、マンション管理に携わる有識者らによるパネルディスカッションが行われた。当日は管理業者やマンション居住者、行政関係者など約200人が来場した。

 MLCPは同協会による造語で、企業などが作成する『事業継続計画(BCP)』の分譲マンション版。MALCAでは、建物の損傷が少ない場合に外部からの支援がなくても自宅で生活を続けられるよう、マンション管理組合ごとにMLCPを作成しておくことの重要性を発信すると共に、管理会社や行政に対しても作成を支援する形での協力を呼び掛けている。以上の内容を提言にまとめ、フォーラムで発表した。今後の具体的な活動方針は、6月に開催予定の第1回総会で決定するという。