リニュアル仲介(東京都新宿区、西生建代表)は5月、住宅設備機器などの瑕疵保証サービスを開始する。買主または売主に対して、取引の「安心」を訴求したい仲介業者の需要に応える考えだ。
物件の引き渡しから1年間、住宅設備機器に不具合が起きた場合、10万円を上限として補修費を保証する。築年数の要件は設けない。また、戸建てについては雨漏りとシロアリ被害の補修費を、それぞれ200万円、50万円を上限に保証。築20年以内を要件とする。いずれも買主または売主の利用意向を受け、検査を実施したうえで適用する流れだ。検査と保証業務は、住設機器の故障と雨漏りを日本リビング保証(東京都渋谷区)、シロアリ被害を日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合(大阪府高槻市)にそれぞれ委託。サービスを売主と買主どちらに提案するかは、仲介業者の裁量に委ねる。
同サービスは案件ごとに課金が発生する従量制とし、費用の詳細は現時点で確定していない。同社が運営する、中古住宅の購入やインスペクション(建物診断・検査)、リフォームなどをワンストップで提供するネットワーク「リニュアル仲介」に未加盟の場合は、年会費として別途1万8000円が必要になる。
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